大家さんへの番外編コラムです。
戸建てオーナー様やアパートオーナー様には必ず必要になる外壁工事についてです。
外壁塗装工事は、家を長持ちさせるために非常に重要な工事です。見た目がまだまだ綺麗だからといって、先に伸ばしてしまうと取り返しがつかなくなることもあります。
外壁塗装工事を行う目安として、新築から10年以内とすることが多いです。その時期になるとポストにチラシが投函されたり、住宅メーカーで家を建てた場合には手紙が届いたりします。
また同じくらいの時期に建て売り住宅を購入している地域ですと、周りが少しずつ工事を始めて家もそろそろと考えることもあるかもしれません。工事をしている業者が工事の挨拶をしながら営業をしてくることもあります。
チラシが届いたり、メーカーの手紙が届いたりするとどこの業者にするか決めるのが難しいです。有名な業者だと何となく情報や口コミが掲載されていることもありますが、知らない業者の場合は何の情報もなく、判断に困ることがあります。
そんな時幾つかの業者に見積もりを取るというのも一つの方法だと思います。見積もりの方法は業者ごとに違います。しかし、見積もり金額だけで業者を決めるのはとても危険です。
外壁塗装工事の中身をよく知ることが大切です。その見積もりに詳しく説明されている場合もありますが、例えば塗料の違いによっても価格は違ってきますし、納期や人件費によっても違ってきます。
また業者によっては、近くの家が外壁工事をしているのでそのまま続けて工事をさせてもらえるなら値引きをするといった交渉を持ち掛けてくる場合もあります。その時に内容の詳しい説明がないのに、いつまでに返事をもらえればなどと焦らせてくる時などは注意をしたほうがいいです。
一番安心なのは以前何かの工事をお願いしたことがあり、その時の内容が信頼出来る業者に頼むことです。知り合いの業者がない場合、以前頼んだ業者とは違う業者に頼みたい場合には、まずは実際に外壁塗装工事をした方にその業者の評判を聞いてみるのがいいです。
或いは実際に見積もりをした業者の対応をみるのも一つの方法です。挨拶はきちんとしているか、こちらの質問対して的確な回答をしてくれるか、見積もりの内容に対して説明をしてくれるか等で安心して任せられるのかの判断材料になります。
一度見積もりを取るとわかると思いますが、外壁工事はとても高額な工事です。チラシにやたらと安い価格を表示していることもあります。チラシたけではなく、直線インターホンで営業をかけられることもあります。
チラシや手紙がきて工事をしたほうがいいのはわかっていても、新築や中古で家を購入した時に外壁工事の予算を頭に入れている人は少ないと思います。家電や車の買いかえは何となくイメージ出来ても、家を購入した時にメンテナンスまではなかなかイメージがつきにくいです。
お子さんのいる方は学費や子育てのほうが優先になってしまいますし、他の工事が先に必要になったり、買いかえの費用が必要になったり、なかなか思い通りにお金を貯めることが難しいです。中には、ローンを組んで工事を頼む方もいると思います。
それだけ高額な工事たがらこそ、納得のいく工事にしていく必要があります。外壁工事は納得いかないからといってすぐにやり直すことも出来ませんし、これから先何年かは家が痛みにくい状態を保つ必要があるのです。
外壁塗装は、ただ外観を綺麗にするためのものではありません。外壁工事によってその間に傷んだ場所を補修したり、これから先に家を長持ちさせるために必要な工事です。
外壁工事は外壁の色の仕上がりだけを気にしたり、見積もり金額だけを気にするのではなくこれから先安心して家に住み続けるために色々検討していく必要のある工事です。
時刻表 大森駅：JR東日本
